【保育】 だるまさんがころんだ【集団あそび】

「鬼が振り向いたらピタッ！と止まる！」昔から遊び継がれている、スリリングで楽しい集団遊びです！

★ここが楽しい！★
いつ鬼が振り向くかわからないスリル！
自由なタイミングで振り向く楽しさ！
動かないように姿勢を保つ面白さ！

★遊び方★

① 鬼を１人決め、壁や木の前に立つ。子は２０ｍ程離れたスタートラインに一列に並ぶ。
② 鬼の「始めの一歩♪」の合図で、子は大股で一歩進む。
③ 鬼は後ろを向き、「だるまさんが転んだ」と言ってから子のほうを見る。子は鬼が振り向くまでの間に鬼に近づき、振り向くと同時に静止する。これを繰り返す。
④ 静止できていなかった子は、鬼に名前を呼ばれて、鬼と小指をつなぐ。（次に捕まる子は、前に捕まった子と小指をつないでつながっていく。）
⑤ 子は上手く鬼に近づき、鬼と捕まった子のつないだ手を「切った!」と言いながらチョップで切る。その瞬間、すべての子はスタートラインのほうへ走って逃げる。鬼は「ストップ」と言って子を止める。
⑥ 子が決めた歩数（大股５歩、小股１０歩など）を鬼は移動し、子にタッチできたら交代する。

★あそびのポイント★

・初めて遊ぶ際は、先生が鬼になって一緒に遊びながら見本を見せましょう。動いたかどうかの判断について、３歳児くらいであれば多少のふらつきはスルーしてあげましょう。（笑）逆に５歳児後半であれば、厳しくジャッジしたほうが緊張感が出て盛り上がります！

・「動いた！」「動いてない！」のケンカが起きることがよくありますが、話し合いやジャンケンなどで解決し、お互い気持ちに折り合いをつけるのも集団遊びで得られる学びです。必要に応じて仲立ちしてあげるといいですね。動いたかどうか微妙な場合は「数歩下がる」という折衷案もあります（笑）

・遊ぶ場所にもよりますが、ホールなどの少し狭い場所では「走らずに歩いて近づく」というルールを加えてもいいですね。走って近づいてあっという間に終わってしまうことを防ぐことができます。

また以下で紹介しているアレンジルールで、近づく動き方を変えるのも効果的です。

★アレンジルール★

➀王様バージョン

あらかじめいくつかストップする際のポーズを決めておいて、鬼の掛け声に合わせてそのポーズで止まる遊び方もできます。

例：「だるまさんがフラミンゴ！」→子は片足立ちで止まる・・・など

鬼がその都度王様のように止まり方を決めていくイメージですね。発達に応じてポーズの難易度を変えれば幅広い年齢で楽しめます。

➁動物バージョン

「クマ」で高這い、「ウサギ」で両足飛び、「ヘビ」で匍匐前進など、鬼への近づき方そのものを変えるアレンジです。これは鬼へ近づくスピードを遅くする効果もあります。

★参考動画★

記事公開日：2019年3月3日