ハガキに自由に絵や文字を書いて、ポストに投函! とっても楽しいお手紙あそびの紹介です!
お手紙あそびのここがスゴイ!
これ、5歳児がひらがなや数字の読み書きに興味を持つきっかけとしてかなりオススメの遊びです。
5歳児でも、年度初めだと文字を書くのはまだ難しいですが、年度の後半にはお手本を真似しながら少しずつ書けるようになってきます。「お正月の年賀状を書こう!」という導入は時期的にもちょうどいいですね。
もちろん、3,4歳児も自由に絵や文字(のようなもの)を書いて遊べます。文字は大人が代わりに書いてあげてもOKです。
郵便屋さんごっこもできちゃう!
お家の人にお手紙を書いて持って帰ってももちろんいいですが、お友だちや先生に宛てて書くことで、園の中で郵便屋さんとして配達あそびをすることもできます。
オススメは一日一回、朝の会や帰りの会でその日のお当番さんに配達してもらう方法!
お当番さんが、ポストを開けて手紙を取り出し、あて名を読んでみんなに配ります。その際に、切手が貼られていなかったりあて名がないものはしっかり出した人に返却しましょう。急いで直して出し直しても、届くのはまた明日(笑)。そうすることで、投函する前に自分でしっかり確認するようになりますし、届くまで待つこともお手紙の醍醐味です。(笑)
~遊ぶ際のポイント・アイデア~
・ポストを作ることで、お手紙を書いて入れてみたい!という気持ちを引き出すことができます。ポストは先生もしくはお当番しか開けない約束をすることで、より特別感が出ます。
・ハガキを使う前に、表面や裏面、自分や相手の名前を書く位置、切手を貼る位置などをみんなでしっかり確認しましょう。郵便番号の欄を書いて自由に数字を書いてもいいですね。
・文字を書いてみたい!という気持ちに寄り添えるように、子どもたちが自由に使えるあいうえお表を何枚か用意しておくといいですね。また、読み書きに親しむことを大切にして、あまり厳しく文字の間違いを指摘しないようにしましょう。(ただし、書き順は一度定着してしまうと直すのが困難なので、初めから正しく教えるべきという意見もあります。)
・保育園や幼稚園で大人数で遊ぶ場合は結構すぐにハガキや切手がなくなってしまいます。遊ぶ前に十分な枚数を用意しておき、一枚一枚を大切に使うように声がけしましょう。
切手は本物に似ている大きさ・形がベストではありますが、園で余っているシールなどで代用してもいいですね。
ハガキは画用紙に大量に印刷してもいいですが、切手の枠などの線が赤いか黒いかでだいぶ雰囲気が違います。赤いほうが圧倒的に「ハガキっぽい」んです(笑)。 かといって、カラーコピーはお金がかかる・・・。
そこでアイデアの一つとして、四角い枠が押せるハンコを使って大量生産する方法があります。消しゴムハンコなどで四角い形を並べて押していけば、郵便番号の枠などもいちいち書くより簡単です。子どもたちにハガキを作ってもらってもOK。大喜びでたくさん作ってくれます。
こんなときどうする?
~お手紙あそびのトラブル~
・お手紙あそびでよく起きるのが、「見て!お手紙いっぱいもらった!」「僕にはぜんぜんお手紙が来ない(泣)」という、手紙の量の偏りです。これは「手紙をもらったら、必ず一度はお返事を書く」という約束を共有することで解決することができます。そうすることで、お手紙が欲しい相手に、まずは自分から書こうという気持ちが生まれます。
この時に大切なのは、大人もこの約束をしっかり守ることです。先生にはお手紙が大量に集中することがありますが、できれば簡単でいいのできちんと一人一人にお返事を書いてあげるといいですね(笑)
・もう一つよく起きるトラブルは、乱暴な言葉や変な絵を描いて、もらった子がイヤな気持ちになるケースです。面白がって変なことばや絵を描く前に、もらった相手が嬉しいかどうかを考えてから書けるようにしましょう。
手紙は形にしっかり残ります。たとえ子ども同士が変な内容の手紙で面白がっていても、家庭に持ち帰って保護者に誤解や心配を生むこともありますので、十分注意しましょう。
逆に、友だちや先生との楽しいやりとりもしっかり残るのがお手紙あそびのいいところ!たくさん手紙を書いて読み書きに親しみながら、周りの人との関わりをどんどん深めていきましょう!