【絵本】でんせつの きょだいあんまんを はこべ【アリたちの壮絶な闘いの記録】

【どんなおはなし？】

アリたちが、突如落下してきた巨大なあんまんを、悪戦苦闘しながら巣まで持ち帰るおはなし。

【おすすめポイント】※少しネタバレあり

ある日、巨大な地響きとともに空から降ってきた白い山。
長老によると、それは太古の昔に一度だけ同じように降ってきたことのある「伝説の巨大あんまん」らしい。

さっそく、勇者アリヤマ・アリロウを先頭に巨大あんまん回収プロジェクトに乗り出すアリたち。だが、その先には幾多もの困難が待ち受けていた・・・！！

知恵と力と勇気を振り絞りながらあんまんを運ぶアリたちに、見ている側も手に汗握ってしまうこの絵本。
よしながこうたくさんの絵も相まって、とても迫力のある物語が展開されます。

しかしその全ては、ラストシーンへの壮大な前フリでしかありません！（笑）
大人も子どもも笑っちゃう結末は必見ですよ！（笑）

【読む時のポイント】

アリたちの熱い想いや苦悩が伝わるよう、力を込めて読むのがオススメです。
最後のあんまんコールは子どもたちにも参加してもらうと盛り上がりますよ！（笑）

また最後に作者からの注釈として、実際にエサを運ぶアリはほとんどがメスであること、この絵本では迫力を重視してオスにアレンジしていることの説明があります。
子どもに嘘をつかずにきちんと理由を説明する、作者サトシンさんの誠実さが伝わってくる文章ですね。
この部分も子どもたちに読んで説明してあげるといいと思います。