【絵本】どっとこどうぶつえん【センスあふれる表現に脱帽！】

【どんなおはなし？】
ドットでシンプルに表現された動物たちのいる「どっとこどうぶつえん」を訪れる絵本。

【おすすめポイント】※少しネタバレあり
子どもたちが大好きなテーマ「動物」。遠足などで動物園に遊びに行くと、みんな大はしゃぎですよね。
ところがこの「どっとこどつぶつえん」は普通の動物園とは一味違います。なんと動物たちの体が全て「ドット（四角い点）」で表現されているのです！

１ページずつ動物が出てくる絵本は山ほどありますが、それら全てが四角で表現されている絵本は他にありません。しかもそのデザインが、思わずうなってしまうような秀逸なものばかり！

シマウマやフラミンゴ、キリン、パンダ、ゴリラなど
「たったこれだけの点なのに、もうその動物にしか見えない！」というものや、
「なんだこれ・・・？・・・あ！わかった！」とクイズのように楽しめるものなど、表現の幅が多種多様！

特に「◯◯◯◯◯」や「◯◯」、「◯◯◯」の表現が面白い！（笑）子どもたちはパッとわかるかな？

【読む時のポイント】
この絵本のもう一つのステキな特徴は、文字がないこと。
これはなんの動物なのかの説明もありません。
１ページずつ、子どもたちの反応や考えに共感しながらじっくりめくっていきましょう。
大切なのは「ここが目で、ここが口だから、これはシロクマだね。」などと大人の考えを押し付けないこと。
どんな見え方も受け止めて、子どもたちの気が済むまでそのページを眺めましょう。

最後のページには動物園の全体図と動物の名前が載っているので、実際に訪れた気持ちになって答え合わせをしてもいいですね。

１歳児も５歳児も「よんで〜」と持って来るこの絵本。ぜひ子どもたちと一緒にドットの面白さを味わってみてください。