【絵本】ぼくんちのティラノサウルス【恐竜を飼ってみよう！】

ぼくんちのティラノサウルス　のぶみ

【どんなおはなし？】

恐竜が大好きな男の子が、ティラノサウルスのお世話をするおはなし。

【おすすめポイント】※ネタバレあり

かんたろうは、恐竜が大好きな男の子。ある日いつものように恐竜図鑑を眺めていると、どこからかティラノサウルスの卵が転がってきます！

卵を草で温めたり、虫やウインナーなどいろんな餌を与えたり、成長したその大きさやウンチの量に驚いたり・・・！実際には誰も飼ったことがない「恐竜」を育てる様子を子ども目線で描いているので、子どもたち（とりわけ恐竜が大好きな男の子たち）は夢中になって物語にのめり込んでくれます。お肉をたくさん食べるから「おにくちゃん」という名前を付けるのも、いかにも子どもらしいリアルなネーミングセンスですよね（笑）

大きくなったおにくちゃんは食べる肉の量も半端ではなく、かんたろうはエサの調達に奔走することになります。動物園の園長さんが「そのティラノサウルスをくれたらエサをあげてもいい」という取引を持ちかけるのですが、おにくちゃんと別れたくないかんたろうは大号泣！それに同情した園長さんは「週一回ティラノサウルスと遊びに来るならエサをあげる」ことを約束してくれます。

個人的に園長さんは、かなり男気溢れる決断をしたと思うのですが話の流れ上、園長さんが悪者のように描かれています。（笑）

その後もかんたろうとおにくちゃんは仲良く一緒に暮らすハッピーエンドです！

【読む時のポイント】

恐竜が大好きなかんたろうは、ティラノサウルスにワクワクしっぱなし！（笑）その感動が子どもたちにも伝わるように、ワクワクを共有できるように心を込めて読んであげたいですね。

よく図書館などにある「実物大恐竜図鑑」などと一緒に読むと、よりその大きさがイメージしやすいかもしれません。また生き物を飼う大変さについての話に繋げてもいいと思います。