【絵本】あたりかも【果たしてアタリなのか！？】

あたりかも　きたじまごうき

【どんなおはなし？】

アイスの棒に「あたりかも」と書いてあり、製造元であるアイス王国へ、あたりかどうか確かめにいくおはなし。

【おすすめポイント】※少しネタバレあり

お父さんと一緒にアイスを食べていると、僕の棒には「あたりかも」と書いてあった！「これって当たりなの？はずれなの？ハッキリしてよ！」

大人でもモヤモヤするこのシチュエーション（笑）アイスの袋の裏には、「製造元：アイス王国」と書かれています。主人公はたまらず、お父さんと一緒にアイス王国まで行き、アイスが当たりなのかどうか確かめに行くことに。アイス王国での大冒険の末、２人は「あたりかも」に秘められたくだらな　衝撃の真実を知ることに！

この本のおすすめポイントは、日常から突如知らない国へ大冒険に行くドキドキ感！アイス王国への入り口は、家の冷凍庫の一番奥。そこを３回ノックすることでアイス王国への扉が開かれるのです。子どもたちはみんな、自分の家の冷凍庫を思い浮かべることでしょう。「あぁ～、僕の家は一番上だからノックできない・・・」と本気で残念がっている子どももいました。

結末である「あたりかも」の意味も、大人は「なんじゃそりゃ！」と笑ってしまうのですが、子どもたちは大興奮で目をキラキラ輝かせてくれます。「あたり」か「はずれ」かで言うと間違いなく「大当たり」の結末が待っていますよ！

【読む時のポイント】

最近って、棒にあたりが書いてあるアイスって少なくなりましたよね。子どもたちは食べたことがあるかどうか聞き、もし知らない子がいたら、もう一本もらえる等のシステムを読む前に教えてあげるといいかもしれませんね。

また、アイスは一年中食べられますが絵本の舞台は夏のようなので、季節感を重視するなら７～８月の暑い日に読んであげたいですね。

↑では結末を伏せていますが、読み終わった後は子どもたちからキラキラした感想が出てくると思います。そういった子どもたちの気持ちや想像にたくさん共感してあげてくださいね！