【絵本】あっ、ひっかかった【大人も子どもも笑っちゃう！】

【どんなおはなし？】

男の子が、木に引っかかった凧を落とそうとして、いろいろなものを投げるおはなし。

【おすすめポイント】※ネタバレあり

この絵本、大笑い間違いなしです！（笑）木に引っかかった凧を取るために、フロイド君は履いていた靴を片方投げます。するとその靴も引っかかってしまい、仕方なくフロイド君はもう片方の靴を投げるのですが、それもまた引っかかってしまいます！

そんな調子で、ネコや玄関の扉、牛乳屋さん、トラック、オラウータン、隣の家、灯台などなど何かを落とすために何かを投げると、それらすべてがどんどん木に引っかかっていく、繰り返しが楽しい絵本です。

この絵本の面白ポイントはさらにここから！途中フロイド君が思い立ったように隣の家からはしごを持ってくるのですが、木に登って取るのかと思いきや、はしごも木の上にぶん投げてしまいます！（笑）

さらに、周りに投げるものが無くなって途方に暮れていると、はしご消防車に乗った消防士さんたちが駆けつけてくれます。そのままはしごに乗って取ればいいものを、フロイド君は大喜びで消防車も消防士さんもぶん投げてしまうのです！（笑）

オチもとってもセンスフル！最終的にフロイド君はとても素晴らしい解決策を思いつき、倉庫から「のこぎり」をもってきます。そうか！木を切り倒せばいいんだよね！・・・・・・ちゃんと切り倒す・・・・よね・・・？（笑）

最後の最後まで、予想を裏切り、期待を裏切らない傑作絵本ですよ！

【読む時のポイント】

フロイド君が「はしご」を持ってきた時、「はしご消防車」が来てくれた時、「のこぎり」を持ってきた時に、「よかったぁ、これで解決！一安心！」っぽい雰囲気を出しながら読みましょう（笑）

直後の子どもたちの「えええぇぇ！なんで～！！」「だから違うって～！」「なんで投げちゃうの～！？」というもどかしい叫びが面白いですよ！（笑）