【絵本】アベコベさん【常識はずれの生活に、子どもたちも大混乱！（笑）】

【どんなおはなし？】

何もかもが逆さま・反対・裏返しな家族、アベコベさん一家の生活を描いたおはなし。

【おすすめポイント】※少しネタバレあり

アベコベさん一家は、何もかもがアベコベ。
夜起きたらコートからパジャマに着替えて、台所から二階の寝室へ行き、ベッドの上で夕ご飯。
フォークではなく足の指で食べて、苦手なケーキを食べなければデザートのトマトは食べられません。
子どもが大人に勉強を教えたりブランコを押してあげたり、逆立ちでテレビを見たり、服を着たままお風呂に入ったり・・・！

すべてが常識はずれのアベコベさんの生活に、絵本を見ている見ている子どもたちはあんぐり・・・。
その後しばらくして、「え～～っ！！（笑）」「ちがーう！！（笑）」「逆でしょー！（笑）」とツッコミ始めます！（笑）

そんなアベコベさん一家が、一般的なお隣さんから、娘のルーシーを預かって欲しいと頼まれて・・・。

【読む時のポイント】

誰がどう見ても「ヘン」なアベコベさんの生活ですが、読む際にはさもそれが当たり前、という雰囲気を作るのがオススメです。（笑）
「みんなはお風呂に入るとき服を脱ぐの！？」と質問してみてもいいかもしれませんね。（笑）

ただし、いくら「ヘン」だと感じても、それがイコールですべて間違っている、というふうに考えるのは危険です。
アベコベさんは最後にこう言います。

「世の中、いろんな人がいるのよ」

たくさん笑いながら、いろいろな人のいろいろな価値観、思想、文化を受け入れる土台を作ってくれる絵本ですよ。