【絵本】シールのかくれんぼ【思わず感情移入しちゃう！】

シールのかくれんぼ　定岡フミヤ

【どんなおはなし？】

壁にシールを貼って遊んでいると、自分がシールになっちゃうおはなし。

【おすすめポイント】※ネタバレあり

子どもなら誰もがしたことのある「シール遊び」を題材にしたこの絵本。主人公のナオキ君はある日、まだ貼っていなかったシールをたくさん見つけて、部屋の壁に次々と貼って遊びます。そこへお母さんが帰宅。「このままじゃ怒られる…！」と思ったナオキ君はシールを隠すように壁に張り付いて目を閉じます。するとどうでしょう、不思議なことに、ナオキ君自身がシールになって、壁にくっついてしまったのです！

そこからは、ワクワク・ドキドキの連続！お菓子のシールに手を伸ばしたり、薄くなった身体が垂れ下がって怪獣のシールに近づいてしまったり、何も知らないお母さんにビリビリと剥がされそうになったり…！

シールあそびという親しみのある状況からの物語なので、見ている子どもたちは自然と「もし自分がシールになってしまったらどうしよう・・・。」と感情移入してしまいますよ！

【読む時のポイント】

ナオキ君が置かれた状況は、決して安心できるものではありません。「大変だ、どうしよう・・・！」という気持ちを込めて、緊迫感を演出するのがおすすめです！読む前に、「みんなはシールあそびしたことある？」と質問をしてみるのも感情移入に効果的ですよ！